言葉

ベルフラワー

Campanula

Hoa Chuông

Khẽ Khàng · ひそやか

No. 2712 フローラル・フルーティ

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大きくなくていい。長く響けば、それでいい。

ベルフラワーは花束ではない。とても小さな鐘への観察である。枝先に下がり、うつむき、風がなければ鳴らない花。

私は、ひそやかなものの言葉。切ったばかりのりんごの、青い竹の茎の、木にまだ残る香の煙の言葉。

聴く

ひそやかな鐘の音。

とても小さな瞬間がある。朝、窓を開けると竹の間を風が抜ける。午後、りんごを切ると青い香りが立つ。騒がしさのなかで、自分の声が聞こえるひととき。

そのとき、ベルフラワーの言葉が語られる。大きな声はいらない。ただ響けばいい。

すべての花が大きく咲く必要はない。燃えるように咲かなくていい。誰かに振り返られなくていい。

香りはひとりでは生まれない。これは、ベルフラワーが自らの声を見つけるために借りる断片。

開くとき
アップル
落ち着くとき
ベルフラワー竹ホワイトローズ
残るもの
シダーインセンスオークモス
こだま

持ち帰る香り。分かち返す片隅。

ベルフラワーの言葉のなかでは、どのひそやかなものにも意味がある。

ベルフラワーは持ち帰る香りになりうる。机の上の一本の花。朝のひと息の静けさ。

あるいは分かち返す片隅に。まだ言えずにいること。そっと聴かれるだけでいい物語。