言葉

檜

Hinoki

Bách Thụ

高揚

No. 9091 フローラルウッディ

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何もいらない目覚め。木目の空気をひと息吸うだけで。

檜は、重い木の香水ではない。切り出したばかりの板の観察。新しい木目の中の、古い森の香り。乾いている。ひんやりしている。早朝の山の空気のように澄んでいる。

私は、明るい種類の目覚めの言葉。開いたばかりの木の息の言葉。冷たい空気の、目を覚ますのにそれ以上何もいらない言葉。

檜 素材のマクロ
聴く

開いたばかりの木から、目覚める。

小さな瞬間がある。掃除したばかりの部屋に入る朝。林に向かって窓を開ける午後。何もしないのに頭が軽くなるのを感じる一秒。

そのとき、檜の言葉が語られる。高まるのではない。ただ、広がる。

すべての喜びが大きくある必要はない。宴ではない。騒がしくもない。

香りはひとつでは生まれない。檜が声を見つけるために借りた断片。

開くとき
檜カルダモンクローブ
落ち着くとき
バイオレットアイリスジュニパー
残るもの
バニラサンダルウッドレザー
こだま

持ち帰る香り。分かち返す片隅。

檜の言葉では、目覚めた瞬間のひとつひとつが意味を持つ。

檜は、家へ持ち帰る香りにもなる。机の上の小さな一角。朝のための、冷たい空気の一層。

あるいは、分かち合うための一角。まだ名前のないこと。励ましのいらない話。ただ、聞いてもらうために。